【研修が辛い】研修医生活が辛い、辞めたい、と感じた時の対処法を専攻医が考える

こんにちは。専攻医のアッキーと申します。

本日は研修医生活が辛いと感じている方への記事になります。

私自身は無事に研修医を終えることができましたが、やはり辛い時期もありました。そして周囲には研修から一旦離れた人や病院を変更した人もいました。

思い悩んでいる方への参考になれば幸いです。

目次

なぜ研修医生活が辛いのか?

私自身や周囲の経験から以下のような原因があると思います。

同期との仲が悪い

これは良くあることです。

私自身も同期とはあまり仲良くありませんでしたし、自分の悪口を言っている人間もいました。

これに関しては、周りの話を聞いても多くの人が悩んでいそうでした。

特にいい人であればあるほど、人間関係で悩んでいそうでした。

(医者界隈は変な人、マウント取る人、自慢が多い人、アスペ気味な人が多いです。)

私自身は苦手な人とは完全に隔絶して研修医生活を送っていました。

ただ、自分自身は周りの悪口を言わない、ことだけを意識していました。

これをしていると自分は悪いことしてないのに、嫌われるってことはそもそもタイプが違うんだ。と吹っ切れるからです。

正直2年間の付き合いですし、同期と仲良し!みたいな研修医はそこまで多くないので、不安に思う必要はありません。

大学時代と異なり、あくまで仕事仲間という立場で接しましょう。

激務・重圧・上司が厳しい

これは研修医生活では必ず経験します。「必ず」です。

なぜなら、研修医は多くの科を回るため、必ず1人は変な指導医に当たります。

おそらくどんな病院にも1人はそんな指導医がいます。

私も麻酔科を回った時に嫌味ばかり言ってくる指導医で不愉快でした。(周囲も麻酔科ローテで病んでいました。)

私自身は、毎日「今日が終わったから1日減った。。。」と思いながら毎日を過ごしていました。

また土日にご褒美を作って、乗り越えていました。

・・・・

という精神的な論では解決されない人も多いと思います。

一例ですが、

私自身はとても仲が良く近い人が、激しい外科医からパワハラを受けて毎日辛そうにしていました。

一緒に色々考えて、「一旦休んでみたら?」と提案してみました。

具体的にはまず、朝出勤をしません。そして事務の人に
「精神が辛くて、起き上がれません。休ませて下さい。」

といった内容のことを話します。

するとかなり心配されます。

実際にそのパワハラ外科医はかなり反省していたようで、その後優しくなったとの話がありました。笑

このご時世、パワハラにはかなりシビアになっているので、「なんで休むんだ!」とはなりません。

そして、その後精神科に向かい、辛い旨を話すと「適応障害」の診断書を貰え、どのくらい休みたいか聞かれるのでそのローテが終わるまでの期間をいいましょう。

大体その通りの期間の休養が必要であることを記載してくれます。
(精神科も研修医を経験した医者なので話は早いです。)

そしてその後、傷病手当金をもらう申請をしましょう。大体月の給料の3分の2が貰えます。

実際に友人ももらっていました。

・・・・

上記が辛いときの逃げ方です。ずるいように思うでしょうか?

私は全然使って良い方法だと思います。

友人は毎日のパワハラから逃れ、海外を放ろうとしていました。

そして外科の期間が終わって、メンタルがすっかりと回復して、その後は無事に研修医を終えることができていました。

周囲からはかなり心配されたのと、外科が優しくなったと喜びの声もあったようです。

分からないことが多い、自分のできなさを痛感する時

これも誰もが経験することだと思います。

なぜなら臨床と医学生時代の勉強は大きく違うことが多いからです。

まず薬剤名がたくさん出てきますし、机上の空論で検査を考えても、実際にオーダーの仕方がわからない、オーダーすると文句を言われる(「なんで、それオーダーしたの!?」など)。

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上記は、私が研修医の2ヶ月目に書いた記事です。今となっては懐かしいですが、当時は結構辛かったです。

看護師からのできないやつ、という目線も辛かったです。

これに関しては時が解決します。大体最初の半年はこんな期間が続きます。

対応として同じ経験をしている研修医2年目を頼りましょう。

私自身は研修医1年目がそういう感情であることは知っているので、いつでも聞かれる準備はしていましたし、できる限り助けたいと思っていました。

逆に研修医2年目になったら助けてあげましょう。

まとめると最初の半年の辛抱、また2年目を頼るのが対処法でしょうか。

あまり臨床の非医学的な面に関しての本は少ないので苦労する部分だと思います。

著:森皆 ねじ子
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個人的には「ねじ子のヒミツ手技」は基本的なこと(ルート確保の仕方や点滴ルートについてなど基礎中の基礎)について網羅的に書かれているので持っていると頼りになると思います。

逆に2年目になるとあまり必要ではなくなってしまいますが・・・

精神を病んでしまった

これもあることだと思います。

なぜなら心のキャパは人によって個人差が大きく、辛いことがあっても沢山寝たり、何も考えなかったり、楽しいことをしたり、などで溢れそうな心のコップをどうにか溢さないで維持しています。

しかし研修が忙しいと、そのコップの水を溢れないようにする時間がない、コップに水を注ぎ込むかのように研修生活の辛いことが多いなど・・・心のキャパがどんどん狭くなってしまいます。

こんな時には間違いなく、休む、ことだと思います。

よくも悪くも研修医はいなくても病院は困りません。代替が効きます。

私は今専攻医ですが、研修医が休んでも全然余裕で、その分の仕事を受けれるくらいのキャパは残っています。(専攻医もなかなかに辛いですが・・・笑)

遠慮なく休みましょう。自分の方が大切です。

いっそのこと病院を変えるもの手

私自身、病院関係で2人の医師で研修医時代に病院を変更している人を知っています。

正直言うと、2人とも超〜〜〜〜変な人でした。性格に難あり、って感じの2人でした。

「そんなこと言って、変更する人は変な人ばかりじゃん!」

と思うかもしれませんが、言いたいことはそういうことではありません。

変な人でも、変更先の受け皿の病院は沢山である。ということです。

基本的に人気病院以外は研修医は需要が高いです。必ず自分にもっとあった病院は残っています。

病院が激務で大変な人は地方の暇な病院に行くのも手、パワハラが辛い場合には、評判の良いアットホームな病院に行くのも手です。

まとめ

研修医は学生時代と異なり、社会人であることがゆえに激務、理不尽など沢山あります。

特に今の50代〜60代あたりの医師は考えが古い医師が割と残っている印象です。
(夏休みはとらない、有給はとらない、土日も病院にくる、など)

そんな医師は自分の生きてきた研修医時代を押し付けようとするが故に、なかなか厳しく対応されることも多く若手研修医で疲弊してしまう人は多くいます。

仕事よりも自分優先で、休む時にはしっかりと休養を取ることが大切だと思います。

以上です。参考になれば幸いです。

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