こんにちは。研修医アッキーです。
今回は小児科ローテに引き続き神経内科ローテが終了したので経験したことを書いていこうと思います。
単刀直入に結構辛かった!ローテ科でした。
神経内科ローテの1日
1日の流れ
8:00〜事前回診+患者の情報まとめ
8:30〜集団回診(研修医が患者のプレゼンしながら)
9:30〜看護師からの依頼事項をこなす(処方切れ、患者や家族への電話、処置依頼、事務作業)
11:30〜カルテ書き
昼〜指導医からの熱い指導(小1時間程度)、とても勉強になる
14:00〜神経内科外来の問診と神経診察、1人あたり30分〜1時間掛ける
16:00〜病棟に戻って、日中に新たに増えた依頼事項をこなす。
17:00〜夕方の回診
18:00〜先生達とコーヒーやアイス休憩+談笑
19:00 終了!
神経内科の1日は本当に休む暇がなかったです。
ハイポ病院といういわれのある当院ですが、神経内科はハイパー中のハイパーでした。
ちなみに神経内科ローテの初めに、イージーモード、ミドルモード、ハードモードを選んでね!って言われるのですが、私はイージーモード寄りのミドルモードを選びました。
ハードモードを選んだ研修医は土日や深夜の脳卒中を呼び出されるので、さらに厳しいことになります。
神経内科、指導医の熱い指導
神経内科の指導医は、めちゃくちゃ研修医思いで、何事も経験させてあげたいと思ってくれる人でした。
研修医からの人気は1番で、怒ったりせず、ただ沢山経験させてくれる研修期間でした。
基本的に他のローテ科の場合、指導医が主体となって診療を進めていくので、研修医が入院から退院まで全業務をすることはありません。
しかし、患者や家族への病状説明、入院オーダーや診療計画書、治療選択、看取りなど有りとあらゆる業務を研修医がやります。
勿論、そっと離れたところで見ててくれているのですが、初めはとても辛かったです。
やったことないことを開拓していかないといけないので、調べ調べ、聞きながら少しづつ覚えていきました。
その先生の信念は、専攻医になったら全て1人でやらないといけないから、その時に困らないようにしてる。とのことで本当に今となってはありがたく思っています。
しかし、当時の私は完全にキャパオーバーしていて、イライラしてしまったり、笑顔が完全に消えていたかもしれません。
仕事中に病棟の急変が起きた時も、まず研修医が向かいます。色々状況を把握し、看護師への指示を出したタイミングくらいで、すーっと指導医は現れます。
そして足りない指示を出してくれた後、医局に戻って病棟急変時の対応という研修医向けに作ったスライドのマンツーマン講義をしてくれます。
こんな感じで休む暇もなく、常に何かに追われて仕事をしている日々が続き最初の4週間くらいはとても辛かったです。
しかしながら、5週目以降は段々と医者としての業務に慣れてきて、自分の時間を保つ余裕も生まれてきました。
終わった今、感じることはとても辛かったけど、非常に経験となった研修期間でした。
指導医の板挟み
神経内科は、熱血先生に加えてもう1人、とても穏やかなおじいさん先生がいます。
専門医も持っていて、経験豊かなので、熱血先生より実力的に上です。
しかし、おじいさん先生なので、割と昔の診療方針+経験則に沿って治療していきます。
一方熱血先生は最新の論文をもとに治療していきます。
そうなると起こることが、研修医主体で診療していくので上からの指導が2パターンになってしまうということです。
おじいさん先生は昔から代々行われてきた治療方針をアドバイスしてきます。
一方熱血先生は最新の論文だと〜〜という薬はあまりエビデンスないらしいから、いらないよ。
など、お互いにお互いの診療方針を指導してくるため、とても板挟みにあいました。
自分としては指導医同士で話し合ってほしい所ですが、なぜか私を介して言ってくるのです。
基本的な診療方針は変わらないのですが、薬剤選択や容量選択で結構意見が分かれているので辛かったです。
まとめ
神経内科は私にとって今までで一番辛いローテ科でした。
しかし、医者として必要な知識や業務について主体的に学べたのでとても実力がつきました。
次の科でも生かすことができそうです!
以上です。
本日もご覧いただきありがとうございました!
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