医学や薬学を専攻する学生にとって、生理学や解剖学は基礎知識として欠かせない学問分野です。
良い教科書は、これらの複雑な分野を理解し、国家試験などの試験対策にも直結する重要な役割を果たします。
ここでは、各種教科書から、特に評価が高く、学びやすさに定評のあるものを紹介します。
これらの教科書は、初学者から専門医まで幅広く利用されており、それぞれの特徴と利用者の声を元に選定しました。
20代医師、救急・麻酔など全身管理を専攻している。複数サイト運営歴6年以上のライターであり、健康、旅行、節約に関する知識を活かし、読者に役立つ情報を提供しています。
生理学のおすすめの教科書 13選
標準生理学 第9版 – 2019/3/28 – ¥13,200 税込
その圧倒的な情報量で、定番の教科書として長く愛用されてきた『標準生理学』の最新版。明快な解説と広く深い記述で、生理学の闇夜に迷いそうになる学習範囲を照らし出し、正しい道へと導いてくれるでしょう。日本語オリジナルとして書かれた生理学の教科書としては、その高い評価は手に取ればおのずと了解されるだろう。
口コミ:「他に類を見ない詳細さ」
他に類を見ないくらい詳細な内容デス。どの本よりも詳しく書いてあると思いました。改訂されたので新版を購入! – vermouth(日本、2024/03/17)
ガイトン生理学 原著第13版 – 2018/3/15 – ¥16,500 税込
アーサー・ガイトン教授によって初版が書かれてから約50年、生理学全般にわたる深い理解を可能にするその才能は、13言語に翻訳されるほどの世界的な教科書としての地位を確立しています。この教科書は、まるでガイトン博士の講義を受けているかのように構成されており、生理学の学びに最も詳しい教材とも言えるでしょう。
口コミ:「日本語版は、良く翻訳されているだけではなく、原著の不備も修正されている。」
ガイトン・ホールの生理学の教科書はこの半世紀、すぐれた定番の生理学の教科書であることは間違いない。生理学の各分野を平易な文章で簡潔に論理的に具体的な数字や表、わかりやすい図を添えて、専門的過ぎずに、書かれている事による。加えて、この日本語版は、原著の明らかな間違いを訳注として書き加えてあり、多数の専門家の目を通して訳されていて、優れた教科書に仕上がっている。 – パークストリート(日本、2018/05/07)
カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版【電子書籍つき】改訂第4版 大型本 – 2021/1/25 – ¥19,800 税込
この縮刷版は、臓器別に編集された全10巻のシリーズを一冊にまとめたもので、解剖学・生理学をわかりやすく学べる教科書として医学生から高い支持を得ています。フルカラーの図解を中心としたビジュアルな紙面で、各臓器の構造と機能のつながりを深く理解できます。スマートフォンやタブレットで閲覧可能な電子書籍も付属し、どこでも学習が進められるよう工夫されています。
口コミ:「基礎医学をリンクしてくれる良書」
解剖生理を中心に、組織・発生・生化・免疫まで横断的に解説してあり、各分野の知識がつながっていくのでモチベーションが上がります。○○学の教科書を何冊も買って結局読まずにいましたが、この本に助けられました。コスパは高いと思います。 – M2(日本、2021/08/18)
イラストでまなぶ生理学[Web講義動画付] 第4版 単行本 – 2023/9/19 – ¥2,970
この入門書は、看護学生だけでなく他の医療系学生にも人気があります。内容は、イラストが豊富で視覚的にも理解しやすく、キーワードを色文字で強調することで学習の手助けをしています。第4版では、重要なポイントを著者自らが解説するWeb講義動画を収録しており、生理学の基本を網羅的に、かつ楽しく学べる工夫がされています。
のほほん解剖生理学 単行本 – 2016/8/15 – ¥1,628
この書籍は解剖生理学の入門書として、特に看護学生や医療系の学生に推奨されています。玉先生による熱血解説と図解で、解剖生理学の重要語句や体の仕組みを楽しく学べる内容です。初の書籍化となる本作は、無料アニメ授業を提供するWEB玉塾の人気コンテンツを基に構成されており、学びのハードルを低減する工夫がなされています。
口コミ:「わかりやすく勉強できる解剖生理学」
まず初めに解剖生理学を勉強するにはとてもわかりやすく、どんな内容を勉強するのかが理解できるのでとっかかりには最適な参考書です。 – マツオカ(日本、2024/02/26)
生理学トレーニングノート 単行本 – 2013/6/24 – ¥2,750
この書籍は、生理学の理解を深めるための書き込み式トレーニングノートです。読むだけでなく、書き込みを通して知識を固めることができるため、学習の効果を最大限に引き出す設計になっています。全問題がイラスト付きの穴埋め問題で構成されており、「流れで覚える」学習法を採用しています。医療職を目指す全ての初学者におすすめの一冊です。
口コミ:「確認のために使える」
穴埋め式で答えを書き込んでいくタイプなので、参考書を読んだ後の理解度チェックに役立ちました。試験で要求される最低限程度のレベルは身につくと思います。 – おこめさん(日本、2017/09/25)
N教授の生理学講義ノート 単行本 – 2016/10/8 – ¥3,850 税込
この教科書は、初めて医学を学ぶ学生向けに特化した内容で、人体の「しくみ」と「しかけ」をわかりやすく解説しています。イラスト付きで生理学の各部分がシンプルかつ興味深く語られており、生理学が苦手な学生も楽しみながら学べるようになっています。医療職を目指す学生にとっての入門書として最適で、特に看護、薬学、臨床検査などの医療系学科の1〜2年生におすすめです。
口コミ:「初めて学ぶ人でも楽しみながら読めます!」
初めて生理学を学んでいるものですが、非常に読みやすくてわかりやすいです。試験に利くかどうかはわかりませんが、「生理学って面白い!」って素直に思える内容です。試験にどこまで利くのかわからないので、マイナス1にさせてもらっただけで、内容で言えば星5つで文句ありません! – Amazon カスタマー(日本、2018/03/10)
QUICK生理学・解剖学〜人体の構造と機能・病態生理 単行本 – 2022/2/17 – ¥5,940
この統合型教科書は、生理学と解剖学の要点を効率的に学びたいと考えている学生に最適です。内容は要点整理と明解な図表で構成されており、長期記憶に結びつきやすく、国家試験の練習問題を通じて到達目標が明確になっています。将来医療職に就くための高品質な情報が凝縮されており、効率的かつ網羅的に学習できる設計になっています。
口コミ:「簡潔にまとまっているので勉強しやすい参考書」
きれいにまとまっているので短期間に生理学と解剖学が勉強できる参考書です。 – マツオカ(日本、2024/03/03)
ギャノング生理学 原書26版 (LangeTextbook シリーズ) 大型本 – 2022/2/28 – ¥11,000 税込
「ギャノング生理学 原書26版」は長年にわたり世界的に高評価を受けている生理学の定番教科書です。この最新版では、慢性疼痛、生殖生理学、酸塩基の恒常性など、重要な分野の最新知見が盛り込まれています。生理学の重要トピックを網羅し、臨床事例やフローチャート、章末問題が豊富に含まれており、学習目標の確認や要点整理がしやすくなっています。紙面構成は優れており、医学生だけでなく、臨床家や医療関係者にも非常に役立つ内容となっています。
口コミ:「最高の一冊ですが紙バージョンとの違いは微妙」
この本は学生時代から使い始めて現在に至るというところです。新しい版を久しぶりに購入したら現代風にkindle verが出来ていてそれを購入。電子版と紙版、どちらも良い部分と不便な部分があり、微妙でした。読みやすさや使いやすさは紙版のほうがグッド。電子版は自由に拡大できて持ち歩くも簡単でグッド。あとは使い人の用途と好みでしょうね。 – DigitalG(日本、2024/02/20)
なんでやねん! 根拠がわかる解剖学・生理学 要点50 単行本 – 2018/9/18 – ¥3,080 税込
この書籍は、医療職の卵たちに向けた解剖学・生理学の教科書で、学びを楽しく進めるための工夫がされています。関西弁を駆使した会話形式で展開され、生理学と解剖学の重要なポイントを易しく、かつ興味深く解説しています。複雑な用語の丸暗記から解放されるよう設計されており、医療職を目指す者だけでなく、一般の方にも理解しやすい内容になっています。
口コミ:「面白い」
無味乾燥な記述に終わりがちな解剖学を面白く伝えており、面白かった。 – キンタロー(日本、2023/12/05)
生理学テキスト 第9版 単行本 – 2022/12/20 ¥6,050 税込
この教科書は医学および薬学系の学部生向けの定本として知られており、4年ぶりの大改訂を経てさらに充実した内容になりました。今回の改訂では、最新の医科生理学に焦点を当てつつ、理解しやすいイラストを多用して「わかりやすさ」も追求しています。生理学の体系的な学習に役立ち、全ての生理学を学ぶ学生に推奨される教科書です。
口コミ:「学校のおすすめだった!」
学校の推薦で購入。内容は簡単でわかりやすい感じ。ちょっと重たい。 – み(日本、2020/12/27)
新生理学 (Qシリーズ) 単行本 – 2015/9/1 – ¥3,520 税込
「新生理学」は、臓器や細胞レベルでの生理学的現象を理解するために設計された教科書です。この本は、概念的かつ統合的なイラストと、一段深い仕組みの説明を通じて、生理学の複雑な概念を明確に理解するためのものです。各項目が1〜2ページで構成されており、短時間で生命現象の概要を把握することができるため、初学者に特におすすめです。
口コミ:「生理学参考書の傑作」
生理学と苦闘していた時期、Qシリーズ新生理学には何かと助けられました。本書は、受験対策用の要点集でないのですが、要点を把握することができました。また、「シンプルな生理学」では困難だったヒトの生理的現象に対する理解が深まりました。過去を振り返ると、本書との巡り会いによって学校生活が救われたのだろうと思います。著者、並びに関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 – 湖北裕幸(日本、2020/12/26)
動画×書籍で学ぶ解剖学・生理学7日間で総復習できる本 単行本 – 2023/4/13 – ¥4,950
この教科書は、全165項目を7日間にわたって学習することを目指し、各日に関連する解剖学と生理学のトピックを分類しています。対応する講義動画とともに提供されるため、理解を深めやすいです。この教科書は、医療系学部の国家試験の基礎固めに特に役立ち、計画的に総復習を進めることができます。
口コミ:「今後購入を検討されてるセラピストへ!」
病院で働いてるからこそ必要な解剖学、生理学の知識を分かりやすく記載されててとても勉強になりました!新人や中堅のセラピストにも使える1冊だと思います。 – 佐々木祐哉(日本、2023/10/23)
まとめ
上記で紹介した教科書は、医学・薬学系の学生にとって非常に価値のある教科書となっております。
これらの教科書は、視覚的に理解しやすいイラスト、深い内容の説明、そして具体的な例を通じて、生理学と解剖学の分かりやすく説明しています。
↓上記以外にも基礎医学の教科書をまとめましたので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
コメント