消化器内科は、医学の中でも特に広範囲にわたる分野の一つです。
救急外来でも頻度が高く、研修医や医学生にとっても苦労しやすい分野です。
本記事では消化器内科で人気の高いおすすめの教科書についてまとめて解説します。
20代医師、救急・麻酔など全身管理を専攻している。複数サイト運営歴6年以上のライターであり、健康、旅行、節約に関する知識を活かし、読者に役立つ情報を提供しています。
消化器内科のおすすめの教科書一覧
極論で語る消化器内科 (極論で語る・シリーズ) ¥3,850 税込
消化器内科の基本から応用まで、研修医や医学生にも理解しやすい平易な言葉で解説された本書は、消化器疾患のコモン疾患へのアプローチ方法や内視鏡の依頼の仕方、消化器系の検査の捉え方などを網羅しています。小林健二先生の『極論』を通して、できる内科医への道を極めることができます。
口コミ:「横断的な学習ができる」
著者まえがきに医学生も対象としている、と書いてあったので購入の上通読しました。消化器内科と題しながら、検査の解釈では内分泌系や血液内科の疾患を考えたり、下痢や腸炎のテーマにおいては感染症の知識が求められたりと、テーマごとに横断的に内科を学ぶことが出来ました。 – ライ(日本、2020年8月1日)
消化器内科グリーンノート ¥5,280 税込
消化器内科診療の基本から緊急外来での対応までをコンパクトにまとめたマニュアル。研修医や若手医師にとって、消化器症状を訴える患者に接する際の心強い味方となる一冊です。
口コミ:「この手の消化器内科の本は少ないのです。」
研修医です。病棟で持ち歩き使っています。循環器内科グリーンノートが非常に見易く端的に欲しい情報がまとまっているのに比較し、あと一歩痒いところに手が届かない印象です。 – Amazon カスタマー(日本、2017年8月21日)
消化器内科診療レジデントマニュアル ¥4,950 税込
多忙を極める病棟で、外来での「?」に素早く答えるためのマニュアル。シンプルかつ機能的な紙面と簡潔な記載で、消化器内科レジデントの新スタンダードを目指します。
口コミ:「消化器内科初めて、みたいな人におすすめ」
研修医終わりのローテートで初めて消化器内科を回った時、いつもポケットに入れていました。ERBDと言われても何をやっているのか正直よく分からない…というようなレベルの時に開くと、なるほどこういうことをやっていたのか、こういうことに気をつけなきゃいけないんだな、だから先生はあの薬を選んだんだな、と納得することがよくありました。 – yuwa(日本、2020年8月11日)
消化器研修ノート 改訂第2版 ¥8,580 税込
消化器内科後期研修医に求められる幅広い知識・手技の要点を一冊にまとめた書籍。消化器内科医に必須である内視鏡検査の項を充実させたほか、医師の心構えや将来展望、患者との接し方なども盛り込み、臨床現場でより“活きる”よう全面改訂を行った。随所に先輩医師の経験談を織り交ぜ、これから一医師として未来に活かせるエッセンスが満載。消化器病学の現在を捉え、未来を見据えるため、研修期間中はぜひ手元に置いておきたい。
口コミ:「ほぼ完璧な内容」
とやかく言う前に買って読んでください、ほぼ満足できる内容、研修医と銘打っているが一般内科医でも専門医を目指す人も、まずこの本を抑えておけば大凡大丈夫、次のステップは学会誌だろう – hony moon(日本、2017年9月16日)
消化器疾患のゲシュタルト ¥4,840 税込
病気の全体像をイメージできるゲシュタルト本。マニュアル本とは異なり、病気の本質をエビデンスと経験を交えて自由気ままに記述。総合内科医、救急医、消化器内科医の個性がにじみ出る文体で、楽しく学べます。
口コミ:「看護師にも参考になる本」
中野先生には前皮神経絞扼症候群(ACNES)を診断して頂いた看護師です。稀な症例で、本書に記載されている通り、精神的な病態と言われがちですが、診断後の解説が非常に役立ちました。 – 大和撫子(日本、2022年5月10日)
ブラッシュアップ急性腹症 第2版 ¥5,280 税込
腹痛診療のバイブル。手術が必要な疾患のピックアップに焦点を当て、最新の知見を追加。著者の個人的経験に基づく記述に新たなエビデンスを付記。
口コミ:「再読に耐える面白さです(4周目突入)」
毎日一症例、腹部救急画像の読影問題を問いている医学部5年生です。本書の該当箇所に目を通すようにしています。滅茶苦茶勉強になります。 – 無知の巨人(日本、2019年3月15日)
レジデントのための腹部画像教室 ¥4,620 税込
腹部CTの見方がわかる、急性腹症の鑑別診断が身につく一冊。研修医1年目の先生方のために、腹部画像診断のエッセンスを一冊にまとめました。
研修医では持っている人が多かった教科書です。結構細かいところまで書かれているので読み込めばかなり勉強になります。
口コミ:「レジデントレベルは超えている。」
プライマリーなレベルというよりは、アドバンスの内容がかなり多い。10年目以上の医師でも十分新しい内容があり、研修医だけでなくすべての層の医師に重宝される。 – こんにちは(日本、2021年7月14日)
腹部超音波ポケットマニュアル(改訂2版) ¥3,300 税込
非侵襲性検査として医療現場において使用頻度が高い超音波(エコー)に関する実務入門書。初心者向けに、基礎から各部位における検査のポイントまで一通り取り上げています。
口コミ:「初心者にもってこい」
コンパクトな本で、写真や解剖などのイラストがまとまっており、初心者が最初に読むにはとても良いと思います。 – 藤田(日本、2022年7月5日)
上部消化管内視鏡診断マル秘ノート ¥4,950 税込
著者らが10年かけて集めた内視鏡診断のポイントを楽しい語り口調で解説。さらに、雑誌「胃と腸」の秀逸な論文をQRコード付きで紹介し、入門者も経験者も診断力を効率よくレベルアップできる一冊。
口コミ:「凄く良い本です。読み物としても何回も読んでいます。」
内視鏡画像と病理像について、手に取りやすい文章で必要な内容を伝えています。参考文献を読むように繰り返し示されており、キャッチーな表紙や「モテ」という言葉で惹きつけられますが、内容に勝って損はないと感じています。 – Beerholic Doctor(日本、2021年3月14日)
肝疾患レジデントマニュアル 第3版 ¥4,950 税込
研修医をはじめとする経験の浅い若手臨床医に役立つ知識をコンパクトにまとめたマニュアル。専門医取得を目指す臨床医にも適しており、最新知見を効率よく学べる内容に力点を置いています。
まとめ
本記事では消化器内科のおすすめの教科書についてまとめました。
他の科の教科書についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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