こんにちは。私は研修医2年目がほぼ終わりかけの医師です。
今は3月丸々有給休暇を使って休んでるところです。
そんな研修医が終わりたての今感じる、研修医の頃にやっておいて良かった、やっておけば良かったことを思いつく限り書いていきます。
必ず人生で得することばかりなので、ぜひ考えてやってみて下さい。
勉強・経験
医学関連・臨床での経験(手技や症例など)
勉強に関しては周りを見ると、一切していない人と、めちゃくちゃやっている人の2パターンに分かれます。
私の病院でも毎日飲み歩いている人も入れば、研修医室でもずっと勉強していてガイドラインとかもしっかり読んでいるデキレジの人もいました。
その人とたまに救急外来とかに入ると、あらゆる分野に関して上級医以上の知識を持っているかの如くの診療ができていてすごいなーと尊敬していました。
正直ここまでの人はレアケースですが、研修医の間でしかできないことは沢山あります。
個人的な意見としては、3年目以降に往診のバイトや救急当直をする際に困らない程度の診療技術は身につけることをお勧めします。
3年目以降も内科系に進む場合には困らないかもしれません。
しかし外科系、整形外科、皮膚科、眼科など内科的疾患をあまり見ない場合には、救急当直で研修医レベルのことしかできなくなる可能性があります。
逆に3年目以降に内科に行こうとも、最低限の外科系診療(傷の処置、縫合など)も出来ていないと、毎回外科系の先生にお願いしないといけなくなり、恥ずかしいですし、迷惑もかかります。
実際に、私の働いていた病院でも非内科系の医師はもはや研修医に聞きながら診療しているという場面も結構あります。逆に内科の医師で全く傷の処置ができずに毎回整形外科の先生を呼んでいる場面もあります。
そのため、3年目から行く科に寄らずとも、全ての科において最低限+αの診療技術はつけることを強くお勧めします。
基本的には今の研修医プログラムであればできると思いますが、病院によっては自主的に動かないとできない場合もあるので、その場合には外部病院に研修医に行ったりするなどすることをおすすめします。
英語
英語に関しても2年間で少しでも良いので、やることをおすすめします。
理由としては、
○救急外来では、結構外国人が来ること
→観光で日本に遊びに来た方で、体調不良になったり、蜂に刺された、アレルギー発症したなどという理由で結構来ます。田舎の病院ですら来るので都会の病院であれば尚更だと思います。
○論文は英語であること
が大きくあります。私の病院でも英語ペラペラな人がいますが、その人は外国人患者が来ると上級医からも頼りにされていますし、看護師さんからも印象もガラッと変わります。
あと論文を読む際に、抵抗なく読むことができるのも強みです。
今だとオンライン英会話が主流となっているので、週1回からでも良いので始めることを強くおすすめします。
その他
個人的に重要だと思うのが、お金関連の勉強です。
医師は生涯収入がかなり多くなるので、収支バランスを考え、上手く投資していくと、退職時に数千万円単位での差になってきます。
このことは最後にもっと詳しく記載します。
友人と遊ぶ
これも結構大事だと思います。
私は仲良い5人組で国試など乗り越えてきましたが、その友人達とは必ず3ヶ月に1回は旅行に行っていました。
近場の温泉旅館から沖縄まで行ったりと結構楽しんでいました。
学生時代と違ってお互いにお金があるので結構贅沢な旅行をしていましたが、非常に楽しかった思い出があります。
これができるのも有給・土日休みが取りやすい研修医ならでは、だと思います。
3年目以降は土日関係なく待機・出勤が必要だったりあまり遠出ができない環境下に置かれることもしばしばです。
特に外科系であれば顕著だと思います。
旅行
旅行、特に長期間の旅行に関しては研修医の期間にしかできない可能性があります。
私の場合には夏休み+有給を使って、10日以上の連続した休みを取っていたり、2年目の最後の3月は丸々休みにしました。
その期間は、普段いけない場所、行ったことがない場所をメインに旅行していました。
お金の自由度もある程度高くなるので、旅行先の選択肢も増えますし、旅行先でできること、泊まれるホテルなどの選択肢も格段に増えるので非常に楽しかったです。
私はシンガポール(2回)、マレーシア、ハワイ(2回)、韓国(6回)、フィリピン、国内複数箇所に旅行に行きました。
めちゃくちゃいい思い出になりましたし、行ってよかったーー!ってよく思います。
自分を休ませる・のんびりする
これも大事です。研修医の間はなんだかんだ結構ストレスが溜まります。
最初の方は、仕事のイロハが分からなく周りに迷惑ばかりかけていてストレス。
慣れてきたとしても定期的に科が変わってしまうので、新たな人間関係が始まり、仕事も新しいことばかり。
私の周りにもいましたが、途中に休んでしまう人は必ずいます。
私も近い人間でそういう人がいましたが、1ヶ月間休んで、のんびりしていたそうで、その後は元気に研修医を終われそうです。
辛い時には無理せず休む、土日もしっかりと休むこと。
結構こういう人はいるので遠慮なく休みましょう。
投資の勉強・準備
2024年からは新NISA制度が始まったことによって、投資の必要性は高まってきています。
これは金融庁のサイトで行ったシュミレーションですが、もし新NISAの投資額の上限360万円/年を30年間行なった場合の結果です。(ただし、非課税保有限度額は1800万円まで)
30年間、毎月30万円投資すると、元本分は1億800万円ですが、投資益を含めると2億821万円になります。
これは実現可能性が高いと言われる年利4%で計算した結果です。
私の上級医(50代中盤外科医)は飲み会で「貯金1億ある、医者なら大体行くよ〜」と行っていましたが、これが貯金ではなく投資していたら2億だったんだろうな〜と私は思いました。
このように投資は始めるのが早ければ早いほど得するので、ぜひ早めに勉強、準備をしておきましょう。
研修医のうちは年に360万円投資は難しいと思いますが、3年目以降なら多くの人はできるはずです。
まとめ
今回は、医師人生において、人間として、自分の人生において、研修医時代にやっておくと良かったこと・やって良かったことについてまとめました。
絶対に損しないことばかり(投資は自己責任ですが)なので、ぜひ参考にしてみてください。
以上です。ご覧頂きありがとうございました。
コメント