【医学生・医師・看護師】医療用ペンライトを選ぶ基準・おすすめのペンライトについて医師が解説

医療用のペンライトは診察や検査において欠かせないツールです。正しいペンライトを選ぶことで、効率的かつ正確な診察が可能になります。

ここでは、医療用ペンライトを選ぶ際の基準について医師である私が解説します。

目次

医療用のペンライトを選ぶ際の基準

医療用のペンライトは診察や検査において欠かせないツールです。

正しいペンライトを選ぶことで、効率的かつ正確な診察が可能になります。ここでは、医療用ペンライトを選ぶ際の基準について解説します。

1. 明るさと光の質

光の明るさ
ペンライトの明るさは、診察の質を左右する重要な要素です。特に口腔内のチェックでは、十分な明るさが求められます。

通常、光の強さはルーメン(lm)で表示されます。医療用としては10〜30ルーメン程度が適切です。

また創傷の確認や口腔内の確認の場合には、それ以上の明るさが求められる場合もあるので、用途によって明るさを使い分けることもおすすめされます。

2. サイズと携帯性

医療用ペンライトは、ポケットに収まりやすく、軽量であることが望まれます。診察時に素早く取り出せるよう、片手で操作できるサイズが理想です。

ペンライトの長さは10〜15cm程度、重量は20〜50gが一般的です。

3. バッテリーの種類と持続時間

バッテリーの種類
ペンライトには、使い捨ての乾電池タイプと充電式のバッテリータイプがあります。乾電池タイプは手軽に交換できる反面、ランニングコストがかかります。一方、充電式は初期投資が必要ですが、長期的には経済的です。

持続時間
診察中にバッテリー切れを避けるために、持続時間が長いものを選ぶと良いでしょう。

一般的には、乾電池タイプで10〜20時間、充電式で8〜12時間程度の持続時間が求められます。

4. 耐久性

医療現場では、ペンライトが落下したりすることが頻繁にあります。

※実際に筆者は研修医をしている間だけでも、2回は壊れました。屈んだ際に落としたりすることは医療従事者にとってはよくあるので耐衝撃性を求めるか、安価で買い替え前提で購入するか、などが検討されます。

5. 追加機能

最近の医療用ペンライトには、さまざまな追加機能が搭載されています。以下の機能があると、診察の幅が広がります。

  • 調光機能:光の強さを調整できる
  • フィルターモード:特定の色を強調するフィルター付き
  • クリップ:ポケットに固定できるクリップ付き

おすすめの医療用ペンライト

Amazonで検索すると、膨大な種類のペンライトが表示されており実際に買おうとするとかなり迷うと思います。

そのため、高級メーカーと安価なメーカーの2選に絞って紹介します。

前者は医師国家試験合格祝いなどにも、おすすめの商品。

後者は長く使うことは勿論、安価なので一時的に必要な場合だけといった場合にもおすすめの商品です。

Welch Allyn ハロゲンペンライト – ¥8,800 税込

ウェルチアレン
¥8,600 (2024/05/31 11:59時点 | Amazon調べ)
ブランド ウェルチアレン
ライトタイプ ハロゲン
特徴 つや消し
電球ベース 電球
商品用途・使用方法商品紹介 明るいハロゲン電球の医療用ペンライト。真鍮製のフレームは耐衝撃性に優れ、軽すぎず安定した保持感が得られます。
サイズ φ13×145mm
重量 60g
電源 単4乾電池×2コ(付属)

安全警告: 本製品に入っている電池は点灯確認のための電池です。通常の電池寿命は保証されておりません。また、長時間使用しないときは、電池を取り外してください。


口コミ:「非常に良い」

非常に使いやすく光量十分。ワニ口の強度も良く、白衣を裏返しても落ちない。 – hoobar55(日本、2015年12月14日)

VSTN ペンライト – ¥1,359 税込

VSTN ペンライトは、医療現場での多用途に対応するために設計された優れたツールです。このペンライトの特徴を以下に詳細に示します。

特徴 詳細
暖色光/白色光2色切替 瞳孔を見るための暖色光と、耳、鼻、喉を検査するための白い光を切り替え可能。夜勤時にも使える明るい光量。
USB充電式 充電式で電池交換不要。USBで簡単に充電可能。磁力蓋がマグネット付きで充電中にクリップに吸着し紛失防止。
使いやすい サイドにスライドスイッチで誤操作が少なく、音もなく点灯。軽量設計で持ち運びが便利。
壊れにくい ノック式ではないため、落下時の破損が少ない。ステンレス製で高い耐久性。
瞳孔計付&クリップ付き 瞳孔計測機能付きで、瞳孔の大きさを簡単に測定可能。クリップ付きで胸ポケットに固定可能。

口コミ:「非常に良い」

非常に使いやすく光量十分。ワニ口の強度も良く、白衣を裏返しても落ちない。 – hoobar55(日本、2015年12月14日)

まとめ

医療用のペンライトを選ぶ際には、明るさや光の質、サイズや携帯性、バッテリーの種類と持続時間、耐久性と防水性、そして追加機能に注目することが重要です。

これらの基準を満たすペンライトを選ぶことで、より効率的で正確な診察が可能になります。各種おすすめの製品を参考に、自分のニーズに合ったペンライトを見つけてください。

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