【精神科ローテ】自分には合わない!?暇だが辛かった精神科ローテ・・・

こんにちは。研修医アッキーです。

現在、救急科をローテしていますが、その前にローテしていたのが精神科でした。

記事にするのを忘れていたので順番が逆になってしまいますが、記事にしていきます。

目次

暇すぎ!だけど・・・

まず精神科ローテの1日を説明します。

私がローテしていた病院は精神科単科の大きい病院でした。

他の病院からも研修医が集まってくるような病院です。病院全体の患者数は100人以上います。

その中で基本的に研修医に相応しい、勉強になると思われる症例を数例担当します。

しかしながら、担当するとしても体には病気があるわけではありませんので処置などは一切ありません。

基本的に朝と夕に少しお話しして終了です。

本当にこれだけです。カルテも上の医師を見ていても毎日書いているわけではありませんでした。

指導医は1月の残業時間は4時間と言っており、とてもホワイトな労働環境であることは間違いありませんでした。

私自身常に暇だったので、何らかの勉強をしていたり、ネットサーフィンをしたり・・・と時間を頑張って潰していましたが・・・

流石に飽きます!

1日中何もすることはないけど、病院からは出られないという環境・・・

最初の1週間くらいは「やったー暇だー」と思っていたけれど、意外と忙しいくらいの方が時間を忘れていいのかもしれません。

患者との関わり・・・

そして1日の重要な業務である回診です。

精神科患者にも様々な方がいます。落ち着いており病棟内を自由に歩き回れる人隔離されている人。

私は両方とも担当しました。割と落ち着いている人は普通に会話可能です。

しかし統合失調症急性期など、一般病棟と隔離が必要な人の場合、重厚に守られた部屋に隔離されているため、その場所に行き、裏の小窓から話します。

始めて見た私の感想ですが、表現に語弊を恐れずに言えば、本当に「動物園の檻」と全く同じ作りになっています。

中はトイレのみで真っ白な部屋、こっち側は鉄格子になっており様子を見ることができる・・・

古めの病院であることから、部屋の温もりなどを感じることのない、真っ白な無機質な部屋でした。

「こんにちは。」と声を掛けるとビクッとしてこっちを向きます。

しかし、統合失調症などの人は長期に渡ることで脳の機能が落ちていくそうで(精神科の医師が言っていました。)あまり会話はできません。

「お変わりないですか?」と聞くと。

「はい・・・」

このような会話をいくつかしました。

病棟に入ると・・・

そして病棟もいろいろ分かれているのですが、病棟に入ると感じるのは異様な空気感です。

色々な患者が、真顔でこっちを見つめてきたり、何か声を掛けてきたり、真顔でこっちに向かってきたり・・・

私はあまり慣れていなかったので目的の患者さんの部屋まで急いで行ってすぐに帰っていました。

最初の方は、この空気感に慣れず病棟に入るのが億劫になっていました。

患者の特性

精神科の患者は自分で治したい、と思っている患者もいれば、そうでない患者もいます。

恐らくなんでこんなとこにいるんだ!と思っていたり、そもそもそこまで考えていなかったり・・・

精神科以外の患者に関しては、治したいという患者側のニーズと医療者側の治したい気持ちが一致するのですが精神科の場合にはそうとも限らず、回診時に怒鳴られたり、ということもあります。

またすっきり治る患者の割合も精神科以外の方が多く、目に見えたやりがいを感じやすいようにも思いました。

まとめ

1ヶ月間精神科をローテして、学生時代の実習よりは濃密に患者と関わりましたが、やはり自分には合わないな・・・

と思ってしまいました。

自分は救急科などの急性期疾患がやりがいを感じることも関係あるかもしれません。(自分の努力が目に見えて報われやすい点など・・・)

ですが、今回精神科をローテして、おそらく自分にとって最後になるであろうローテでしたが、いい経験になりました。

実際に精神科関連の薬を内服している方は多いですが、それについて勉強できましたし、多くの精神科患者にも触れることができたことはとてもよかったです。

たまに救急外来に運ばれてくる精神科救急の患者に対しても少し余裕を持つことができるきっかけになるかもしれません。

以上です。本日もご覧頂きありがとうございました!

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