Amazonプライムデー開催予定、Audible3ヶ月無料体験実施中

【医師が解説】医者は過信するな!?医者を信じすぎるのはダメな理由

こんにちは。

本日は医師を過信しすぎてはいけない理由について医師が解説します。

筆者
・地方の中核病院で働く医師2年目。
・若手という立場もあり、異動も多く、一番多く・多様な医師と接する立場にあります。
目次

医者は万能ではない

私は医者になるために高校生から勉強し、医学部に進み、医者になりました。

医学部に進む前は「医者はなんでも知っている。」「医者の言うことはあっている。」こう思っていました。

しかし、医学部に入り、医者になり、様々な医者と接する上で「あれ?これ間違っていない?」と思うことが多々あります。

その中でも、「これは酷すぎる」と思われる間違い、医療過誤を目の当たりにすることも定期的にあります。
(ですが、実際にはニュースになるようなことはあまりありません。隠蔽?ではないですが、有耶無耶になります。)

医者は診療する上で、何らかの指針に沿って診療していきます。

若手であれば、いわゆるその科の聖書みたいなものが存在し、それに沿って診療していくことが多いです。

ですが、年を重ねていくたびに経験に頼っていくことも多くなります。

しかし、時にその経験が「時代遅れ」だったり「間違っていたり」することも多々あります。

これは患者側は気付くことはなく、実際周りの医師も指摘することはあまりありません。(年配の医師に指摘できる度胸のある若手は少ないです。)

専門以外の診療に関しては特に要注意

クリニックなどの日常診療においては、様々な疾患に対応する必要があります。

私も研修で地域の病院に行くことがありますが、様々な症状を訴える方が多くいます。

その上、人数も多くなるため必然的に1人当たりに使える時間は限られます。

そんな中で正確な診断をすることは、ほぼできないと思われます。

正確に診断するためには、様々な検査をして、色々な病気を除外した上で診断まで持っていきます。

例えば、「腹痛」だけでも、医師であれば20個以上はパッと思いつく疾患があります。

しかし、大体は胃腸炎?便秘?などと言われ整腸剤を処方されることが多々あります。

ただ100人いれば、裏には大きな病気が隠れている人は必ずいます

私の病院で最近あった症例として、「吐き気」がありクリニックを受診し、胃腸炎として経過観察となり、その後も症状治らずグッタリしてきたため救急車で来た方がいました。

検査してみると「心筋梗塞」でした。しかし、残念ながら時間経過が長かったこともあり、心臓破裂(心筋梗塞の合併症)して、そのまま亡くなってしまいました。

恐らく循環器内科医であれば「吐き気」の段階で更なる問診・検査を追加して見逃すことは無かったのでは?と思いました。

患者側が意識すること

クリニックを受診する際には、必ず症状は全て伝えることが大切です。

特にクリニックだと限られた時間しか診察することができません

そのため事前に問診票などを詳しく書いていただけると助かります。そして診断に繋がる確率が高くなります。

そして、クリニック受診した後も「症状が治らない?」「おかしいな?」と思った際には必ず再受診か他の病院への受診も検討して下さい。

医者は万能ではありません。必ず見落としや知識不足はあります。

まとめ

本日は医者を過信しすぎることがよくない理由について話しました。

実際に私が医者になり2年経ち、医者になった瞬間から感じるようになった点です。

参考にして頂けると幸いです。

以上です!本日もご覧頂きありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次