【医師の仕事】全く仕事しない医師と激務な医師は同じ病院に混在している

こんにちは。研修医アッキーです。

本日は医師の働き方改革を推進!と言われている中で、実際に医師はどれくらい働いているのかについて私の働く病院についての現状を話します。

目次

超激務な医師

超激務な医師は当院では、外科系、内科一般系です。

救急や整形外科、皮膚科、眼科などなどはその部類には入りません。

医師の仕事は概ね以下の5つに分類されます。

医師の仕事内容

一般外来
入院患者診療
手術や内視鏡などの処置
各科の当番
救急当直

基本的に一番大変なのは入院患者診療です。

多い人の場合、1人の医師が20-30人の患者を見ます。

1人1人の患者に対して、診療計画を立てて、毎日の回診・指示出し、家族へのTELなど、やることが沢山あります。

入院患者診療に関しては検査や手術などと異なり、時間が決まっていないため、遅い時間にやっていたり、早朝にやっている先生が多いです。(これが残業の多い所以です。)

一般外来や手術・予定検査、手技など(内視鏡や透析など)は日中の時間帯に終わるので、忙しさの密度事体は濃いですが、時間内に終わることが多いです。

そして、医師の睡眠時間を奪っているのが、各科の当番と救急当直です。

各科当番は、田舎の病院だと担当医制と言って「この患者はこの先生が担当」と決まっているため患者が急変すると必ず呼び出されます。看取りも同様です。

また救急外来からの自分の科に関する入院・診療が必要になるとコンサルトと言って救急当番医師から夜中でも関係なく電話が掛かってきます。

そして救急当直は、病院によっても異なりますが全科当直と言って1人の医師が全ての科を担当したり、内科当直・外科当直と言って大きく科を分けて担当することもありますが、基本的に寝れない夜であることが多いです。

それに関しては以前の記事でも書きましたが、救急として(緊急)くる患者ではなく、日中忙しくて病院に行かず夜間にくる人や軽症で受診する人などが夜間に押し寄せるからです。

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医師数がしっかりいる病院では当直明けは半休だったりの休みを貰えることもあるのですが、忙しい病院の場合にはそのまま夕方まで働き続けます

私も当直を何回もしていますが、当直明けはほぼ頭が働きません。ぼーっと頭が重い感覚のまま1日を過ごします。

というように忙しい医師はあらゆる業務があるため、過労死自殺など起こる所以かもしれません。

これに加え、学会発表(自己研鑽といいつつ、上司からの強制)などもあると更に激務になります。

暇な医師

一方、院内には暇な医師たちもいます。

私の病院では皮膚科、眼科、病理科、放射線科、耳鼻科あたりがその科に当たります。
(病院によって異なります。)

というのもそもそもの患者数が少ないこと、患者の年齢層、時間外緊急の少なさなどもあります。

またなぜかうちの病院では皮膚科医や眼科医は当直を免除されるという謎の風習があります。
(病理科もありませんが、科の特性上仕方ないかもしれません。)

うちの病院で一番暇な医師の場合、外来数を制限している+入院は基本させない(他院に送る)+コンサルトしても絶対にこない(口頭指示のみ)、このようなスタイルで仕事は外来を少し診るだけの人もいます。

ある程度、高齢医師であり、周りからも呆れられているため誰も何も言いません。

まとめ

医師の場合、どの科・勤務先を選ぶかで仕事の忙しさは全く異なってくると言えます。

人生のQOLを左右することでもあるのでしっかり考えることが大切です。

研修医の間に周りの医師の働き方をしっかり見て科を選択することが大切だと感じました。

以上です!本日もご覧頂きありがとうございました。

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